敷地
デザイナーズマンション「GRAND VERDE」を建てようとする敷地は、下記のように都市型集合住宅の
条件に良く適合する場所である。
交通 京王線八幡山駅(新宿より快速12分)徒歩2.5分(途中信号待ち・車道横断無し)。
地番 杉並区上高井戸1丁目8番。
環境 甲州街道南沿い。八幡山駅から見通良好で夜間も明るい道路経由。
駅極近にも拘らずチマチマ感ごみごみ感皆無の住宅地。
建築前敷地 東西11m南北30mの平面駐車場。元々北風・南風が良く抜ける敷地。
地盤 標高45mの武蔵野台地。古来、造成・盛土工事のない平坦地。
支持層 深度11m、N>50 武蔵野段丘礫層。
車アクセス 甲州街道、環状8号、高速4号、中央高速、東名高速、第3京浜 至便
入居者ターゲット
1 ~ 2ランクハイグレードでユニークな個性、100%快適な住居条件等、住まいに拘りを持つ下記の方。
イ) 新婚夫婦。
ロ) DINKS。
ハ) 就学前の子供と夫婦。
二) 独身貴族。
ホ) 子育て終了夫婦。
へ) ICT環境に拘る方。
どのような個性・拘り・セールスポイントを持たせるか?
ここ50年賃貸集合住宅は、木造アパートから鉄筋コンクリートマンションへ、窓・扉は木製からアルミサッシ
へ、畳敷・押入れ和室からフローリング・収納付洋室へ、浴室は持ち込み式釜付独立浴槽からシャワー付きユニ
ットバス式へ、流し・コンロ・調理台バラバラ型からIHシステムキッチンへ、防犯・防災・プライバシー無対応
からモニター付きオートロック・火災報知・避難設備・プライバシー対応、アナログTVから地デジ/BS/CSTV、
固定電話からスマホ・インターネット等々へ、建物・素材・施設・設備上大きく変化した。また良好な住環境を
実現・保持するするためには、適切かつ迅速なクレーム対応やしっかりした保守・清掃・管理体制が重要である
ことも理解されるようになってきた。
オーナーにとって最大の悩みは、時代とともに変わる住宅資材・設備・機器・間取設計や入居者ニーズに如何に
して対応して陳腐化を避けるか、ということである。 築数十年の陳腐化したコンクリート住宅のリフォーム・
リノベーションによる若返り化が定着し、地球資源の有効活用、鉄筋コンクリート建築の強化・長寿命化なども
考え合わせると、オーナーとしては多少救われる気もする。しかしリノベーションの対新築費用築割合は50%程
にも達し、これで躯体の寿命が新築同様に延びるわけでもない。結局短い周期で時流に適ったリフォームを繰り
返しながら、陳腐化を避けるしかない。
だがよく考えてみると、時流に流されず住居に要求される基本要素を全て盛り込んで、陳腐化し難い或は陳腐
化の進み具合を遅らせる手段があるのではないか、その答えの一つが「GRAND VERDE」で、その「ユニークな
個性・拘り・セールスポイント」が以下である。
イ) 南向き、日当たり・風通し最高。緑も多く眺望も良い。
ロ) 明るい、静か、清潔、健康的。
ハ) 高い防犯・防災・プライバシー。
二) 最高のスケール感・開放感・ゆったり感。
ホ) 心を和ませる共用スペースと諸施設。
ヘ) 大型・堅牢・重厚・安定感・信頼感ある建具・家具・設備・調度・備品・施設。
ト) 居室には充分なスペースの収納の他、別途特大のトランクルームも設置。
チ) 主婦目線で設計のキッチン、洗面・洗濯、浴室、バルコニー。
リ) 良好な車のアクセス環境を生かすため、敷地内南側に平面駐車場を設ける。
ヌ) 今後益々多様化・高速化・大容量化する情報通信環境への対応。
ル) 施設・設備の定期点検・保守と関係官庁への報告は怠りなく100%実施。
ヲ) クレームには、大手不動産会社による24時間・365日の迅速・確実な対応。
ワ) 清掃会社による整理・整頓・清掃。近隣に住むオーナーによる日常的整理・整頓・清掃・点検。
カ) 集合住宅としての品位・環境の保全、防犯・防災・プライバシーをキープするため、各種規約・規定の
理解・遵守、伝達・連絡事項掲示の徹底。
この「基本構想」決定以後の全工程に於いて、「快適な住居」と「個性・拘り・セールスポイント」の条件を
100%実現するために、妥協や中途半端な思考や設計はしない、ということを関係者に周知・徹底することが
肝要である。