提言
昔は街の不動産業者1件1件を訪ねて条件に合う物件を探し廻ったものだが、インターネットが普及してからの
物件探しは様変わりした。
不動産検索サイト上で希望条件(絞り込み条件)をキーインして検索すればたちどころに適合物件が表示され
るから、それらの中からお気に入りを選んで内見すればよいのである。
複数の検索サイトをうまく活用すれば、インターネットによる物件探しのメリットは、
イ) 全国の物件情報が一元展開されている
ロ) 特定の不動産業者の物件に偏らない
ハ) 物件数が多い
二) 絞り込み条件が比較的統一・画一化されている
ホ) 従って多数の中から客観的に物件を選択できる
ということだろう。
検索サイト運営者側がイメージしているような標準的な物件を探すには確かに効率的で大変便利である。然し
これらの絞り込み条件に当てはまらないユニークな個性や拘りを持った物件を探すには、今の不動産検索サイト
は全く用をなさない。デザイナーズ物件専門業者の検索サイトが多少勝る程度だ。
物件の差別表示・特異表示を嫌ってか、物件情報の項目と表示方法を統一化・画一化しすぎているため、検索されて
出てきた物件は当然ながら全て没個性で、外観写真・間取図で夫々の差異を推測せねばならない。結局個性は何なのか、
セールスポイントは何なのかは不明である。
その物件に盛り込んだはずの特徴やセールスポイントが全く明示もされないのは、こういう物件を提供するオーナー側
からすれば誠に遺憾で憤懣に耐えない。物件を探す側からは写真や間取図を見たところで判断できないから、せっかくの
ユニークな個性・拘りを持つ物件を探そうにも、普通の物件の中に埋没してしまって、探せないのだ。
これからの賃貸マンションは益々ユニークな個性・拘りを持った物件であることが重要であことは既に述べた
通りだし、実際かかる物件が増えざるを得ない状況にあることも間違いない。
物件情報には必ずユニークな個性・特徴・拘り点・セールスポイント・差別化点等、他物件とは明らかに異なる点3つ
~5つを表示する欄を設け、それらがどの範疇(敷地環境・交通と生活利便性・気象気候・防犯防災・施設設備・etc)
に関する事なのか分類して、絞り込み条件の一つとして検索させればよい。
普通は形容詞を使って良悪が表現される項目は、出来るだけ数値化或はランク付けすべきだ。
実際に日当たりが最高なのに「日当たり良好」、風通しも最高なのに「風通し良好」、というあいまいな表現にして
しまっては、比較・選択する側も判断すらできない。
「日当たり度」、「明るさ度」、「風通し度」、「余裕度」等、多少は誤差が伴うのを覚悟で、数値化したりランク付
けしたり(A,B,C のように)すべきである。これらの数値化或はランク付けには、いくつかの設計・建築データを例えば
「日当たり度」計算式に適用することで簡単に算出できるような仕組みにしておけばよいのである。
(このような仕組みを造るには、建築学会や業者による学術的・客観的な検討が必要だが。利害を持ち込まずに)
このような数値化・ランク付けは、該物件の良・悪を明確に評価してしまうことになるが、現存する住宅の自然淘汰、
住まい易い住宅の供給、といった見地からは歓迎すべきことと思う。
仲介業者はその賃貸マンションの特徴・拘りポイント等を十分理解してインターネット上に明示すべきである。他社の
掲示と同じでは意味がないし、賃貸契約にも結び付かない。
誇大広告をせよと言っているのではない。広告・表示に当たっては、物件固有の特徴やセールスポイントを良く把握し
た上で、選択側が求める個性や拘りを明示して選択の幅を広げ、ユニークな個性・拘りを持つ物件も探し易くせよといっ
ているのだ。
物件探しは様変わりした。
不動産検索サイト上で希望条件(絞り込み条件)をキーインして検索すればたちどころに適合物件が表示され
るから、それらの中からお気に入りを選んで内見すればよいのである。
複数の検索サイトをうまく活用すれば、インターネットによる物件探しのメリットは、
イ) 全国の物件情報が一元展開されている
ロ) 特定の不動産業者の物件に偏らない
ハ) 物件数が多い
二) 絞り込み条件が比較的統一・画一化されている
ホ) 従って多数の中から客観的に物件を選択できる
ということだろう。
検索サイト運営者側がイメージしているような標準的な物件を探すには確かに効率的で大変便利である。然し
これらの絞り込み条件に当てはまらないユニークな個性や拘りを持った物件を探すには、今の不動産検索サイト
は全く用をなさない。デザイナーズ物件専門業者の検索サイトが多少勝る程度だ。
物件の差別表示・特異表示を嫌ってか、物件情報の項目と表示方法を統一化・画一化しすぎているため、検索されて
出てきた物件は当然ながら全て没個性で、外観写真・間取図で夫々の差異を推測せねばならない。結局個性は何なのか、
セールスポイントは何なのかは不明である。
その物件に盛り込んだはずの特徴やセールスポイントが全く明示もされないのは、こういう物件を提供するオーナー側
からすれば誠に遺憾で憤懣に耐えない。物件を探す側からは写真や間取図を見たところで判断できないから、せっかくの
ユニークな個性・拘りを持つ物件を探そうにも、普通の物件の中に埋没してしまって、探せないのだ。
これからの賃貸マンションは益々ユニークな個性・拘りを持った物件であることが重要であことは既に述べた
通りだし、実際かかる物件が増えざるを得ない状況にあることも間違いない。
物件情報には必ずユニークな個性・特徴・拘り点・セールスポイント・差別化点等、他物件とは明らかに異なる点3つ
~5つを表示する欄を設け、それらがどの範疇(敷地環境・交通と生活利便性・気象気候・防犯防災・施設設備・etc)
に関する事なのか分類して、絞り込み条件の一つとして検索させればよい。
普通は形容詞を使って良悪が表現される項目は、出来るだけ数値化或はランク付けすべきだ。
実際に日当たりが最高なのに「日当たり良好」、風通しも最高なのに「風通し良好」、というあいまいな表現にして
しまっては、比較・選択する側も判断すらできない。
「日当たり度」、「明るさ度」、「風通し度」、「余裕度」等、多少は誤差が伴うのを覚悟で、数値化したりランク付
けしたり(A,B,C のように)すべきである。これらの数値化或はランク付けには、いくつかの設計・建築データを例えば
「日当たり度」計算式に適用することで簡単に算出できるような仕組みにしておけばよいのである。
(このような仕組みを造るには、建築学会や業者による学術的・客観的な検討が必要だが。利害を持ち込まずに)
このような数値化・ランク付けは、該物件の良・悪を明確に評価してしまうことになるが、現存する住宅の自然淘汰、
住まい易い住宅の供給、といった見地からは歓迎すべきことと思う。
仲介業者はその賃貸マンションの特徴・拘りポイント等を十分理解してインターネット上に明示すべきである。他社の
掲示と同じでは意味がないし、賃貸契約にも結び付かない。
誇大広告をせよと言っているのではない。広告・表示に当たっては、物件固有の特徴やセールスポイントを良く把握し
た上で、選択側が求める個性や拘りを明示して選択の幅を広げ、ユニークな個性・拘りを持つ物件も探し易くせよといっ
ているのだ。