基本設計

  「快適な都市型集合住宅の基本条件」を完全な形で実現し、「ユニークな個性・拘り」を具現化する建築設計の
 基本は次の通りである。
   イ) 6階建て鉄筋コンクリート造、住居専用とする。テナント等が入る雑居ビルとはしない。
   ロ) 建物南側(20m)は平面駐車場を残して広い空間を確保する。
   ハ) 2~6階を住居階とする。1階は居住者用の施設階とし、駐車場は隣接平面駐車場を利用する。
   二) 住居階は東西分割の2戸/階とし、全戸南向き3面採光とする。
   ホ) 階高、天井高をできる限り高くとり、スケール感・開放感を出す。
   ヘ) 住戸面積は45平米前後とする。
   ト) 居室はできるだけ単純な形状とし、住戸内には廊下や開き戸 のように通るだけ・開くためだけの
     デッドスペースは作らない。こうして稼いだスペ ースを浴室、洗面・洗濯、キッチンに振り当て、
     大型の 家具 ・ 設備が設置できるようにする。
   チ) 窓・扉・換気設備は全て防音仕様とし、交通騒音等を完全シャットアウト。これは冷暖房能力向上
     と結露予防策にもなる。
   リ) キッチン・浴室・洗面・収納等の施設・設備は、一級建築士主婦が中心となってデザインする。
   ヌ) 1階にはゆとり・安らぎのための共用施設(サロン、ギャラリー、アプローチ。風雨・盗難フリー
     駐輪場)を設ける。更に各住戸に付属する大容量トランクルームを用意して、居住スペースに物を
     保管しなくて済むようにする。
   ル) 住戸毎に光ケーブルを敷設し、有線LANホームネットワークを住戸内に張り巡らせ、情報通信の
     多様化・高速化・気密化・安定化に備える。また使い勝手の良い無線LANにも対応可とする。
   ヲ) 「快適な住居」の条件を100%実現するため、妥協や中途半端な設計はしない。
      デザインの基調は、スケール感、開放感、ゆとり感、安心・信頼感、である。